シャープ買収した鴻海(ホンハイ)とは?
すっごく今更ですけど、シャープを買収した台湾の鴻海について調べてみました。
シャープのスマホ使っていたんですけどねぇ・・・。アクオスフォンSH-02Eでした。当時として、日本製スマホではNo.1だったかもです。まぁ当時でもアイフォンさんには勝ててないんですけど。
話戻して、鴻海がシャープ買収したニュース見て驚きましたよ!日本のみならず世界的メーカーでしたから。ソニー、東芝、三菱、シャープの白物・黒物家電は世界で売れてましたからね。
今は苦しいですけど、まぁ白物・黒物は新興国が台頭する歴史ですから!重工業やインフラに転換していくのかな?
・鴻海とは?
先ずはどこのメーカーなのか?まぁニュースで出ているからほとんどの人知ってるだろうけど、台湾です。
正式名称は鴻海精密工業
”スマートフォンや薄型テレビなどの電子機器を受託生産するEMS (英語: Electronics Manufacturing Service) 企業の世界最大手であり[1]、フォックスコン・グループ(鴻海科技集団)の中核会社である。中華民国(台湾)に本社を置く。”(wikipediaより)
台湾に本社を置くホンハイは、1974年に設立されました。
創業者のテリー・ゴウ(郭台銘)は24歳に鴻海を設立しました(すっごく若い!)鴻海は、電子機器受託製造サービス(※EMS)が世界最大です。
※EMSとは、「Electronics Manufacturing Service」の略で、自社で生産設備を持たない「ファブレス企業」などから製造工程を請け負うサービスを指します。
ホンハイは、EMSを提供する企業として世界最大の規模を誇ります。顧客として最も有名なのがアップルで、iPhoneが全世界で高い品質を維持しているのは、ホンハイの部品供給のおかげとも言われるほどです。
アップルの他にも、ソニーのプレイステーション、任天堂のWii U、マイクロソフトのXbox、アマゾンのKindleなどにホンハイの部品が使われています。
ちなみに鴻海精密工業は鴻海科技集団、つまりフォックスコン・グループの一員です。
ホンハイのビジネスモデル
(画像制作:たみ)
・売上高世界31位!
2015年には連結売上高が約15兆円となり、世界中の企業を売上高で比較した「Fortune Global 500」において、ホンハイは31位です。これよりも売上高が多い日本企業はトヨタだけとの事。予想よりすごい企業でした・・・。
・シャープを買った理由
ここが個人的に一番気になったとこです。
2016年4月2日付けで鴻海精密工業の傘下に入ることが決まったシャープ。買収理由としては、シャープの液晶技術だと思われます。
スマホから始まった、シャープのIGZO液晶など依然として高い液晶技術を持つシャープ。(SH-02Eから搭載だったと思う)
鴻海は、利益が緩やかに減少し、なにか起爆剤をを見つけている時にシャープの経営難が起こり、これに目を着けました。シャープの液晶技術を吸収、使用して市場のシェアを伸ばしたかったのだと見られています。
つまり、シャープではなく液晶がほしかった、と言えるわけですね。たまたまシャープが鴻海として良い時期に経営難になったように見えます。
今後、鴻海は売上高を15兆円から30兆円を目指す目標を立てており、新興国の台頭、需要の増加に合わせてシェアを取っていけば達成するかもしれませんね。
日本の中にも世界的な部品供給総合メーカー的なものできないでしょうかね?
中小ではすごい技術ありますが。
では、また!