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アジアの料理な話-カレー編①-

「アジアの料理」シリーズ、中華鍋の次は日本人にも馴染みの深い料理となったカレーについてです。

偏にカレーといっても、その中身は地域によって大きく変わるのがこの料理の面白いところ。

今回はカレーの要であるスパイスについて書いていきます!

ではまずスパイスとは何なのかという事で・・・

スパイス

香辛料(こうしんりょう、英: spices スパイス)とは調味料の一種で、植物から採取され、調理の際に香りや辛味、色をだしたり、臭みを消すものの総称である。食事をおいしくしたり、食欲を増進させたりする。香料として食品に添加されるものも多数ある。

(wiki参照)

現在、世界には700種以上のスパイスがあると言われています。

代表的なものをあげると、胡椒・八角・丁子・山椒・唐辛子・生姜・シナモン・グローブ・・・といったものですか。

主要なスパイスの多くは熱帯アジアが原産なものが多いです。

スパイスについての最初の記述は、紀元前1550年も昔のインドの医学書に確認されているというから驚きです。

当時はもっぱら腐敗を防いだり、薬や香料としての利用が多かったのだとか。

フェネグリーク

フェネグリークというマメ科のスパイスは、その香りの人気さゆえにミイラ作りの際、遺体の中に詰められたりもしたそうです。(カレーにもしばしば使われます。)

現在でも、丁子やシナモン、ウコンなどは漢方薬としてよく使われていますね。

シナモン

スパイスの語源はラテン語で「特別の種類」という意味のspeciesからきています。

輸出入の手段が確立していない時代の西洋では宝石と同等の価値があり、一部の貴族のみが嗜んだ、言葉どおりの特別なものでした。

(「来客へのもてなしに、スパイスを存分に使用した」というような記述も残っているようで、貴族間でスパイスの備蓄はある種のステータス的なものでもあったようです。)

バスコダガマの時代では、銀同等の価値で胡椒が取引されていたというのは有名な話ですね。

コショウ

現在のように一般家庭でも広く使われるようになったのは蒸気船での輸送が安定した17世紀ごろからとの事。

借金の担保や贈答品とされるまでに「嗜好品」として持て囃されてきたスパイスは、この時期を境に食材の長期保存や臭み消しに積極的に用いられるようになっていきます。

サフラン

因みに、現在最も高いスパイスは「サフラン」という花の雌しべで、値段にして¥30,000-/100gです。

というのも、一つの花から3本しか取れない上に手摘みでなければ収穫できず、2万本で約125gにしかならない代物だから。

昔は、サフランの偽装=そのまま死を意味するとまで言われるほどの重罪だったとの事ですから、その価値たるや凄まじいですね。

カルダモン

他にも、お菓子でよく使われているバニラやカレーに欠かせないカルダモン(緑色の清涼感のある実です。)も、高いものだと数百円/gと現在でもそこそこの値段で取引されています。(基本、原産地が限られるものは高いです。)

今回はここまで!

「アジアの料理」シリーズでは、これからしばらくスパイスについて掘り下げますよ!

('ω')ノ〈次回をお楽しみに!

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